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コーヒーハンター


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2007年の1月に100g7350円という驚異的な価格のコーヒーが上島珈琲から
発売されました。
「ブルボン・ポワントゥ」。
新聞紙面やワイドショーにも取り上げられてそうなのですが、
当時のねこやは陶器焙煎はしていたものの、コーヒーそのものには
さほど興味がなかったので、そんなコーヒーが話題になってたことすら知りませんでした。
今回、川島良彰氏の「コーヒーハンター 幻のブルボン・ポワントゥ復活」という作品を
読んではじめてその存在を知りましたw

まず、この本は純粋に読み物として抜群に面白いです!
静岡の自家焙煎店に生まれた川島氏は、高校卒業後エルサルバドルに留学。
でも大学は休学してエルサルバドル国立コーヒー研究所に猛烈アプローチして、
研修員としてもぐり込みます。

その後はエルサルバドルでの内戦に巻き込まれたり、
親から勘当されたり、アメリカのタコス屋さんで働いたり・・・
やがて上島珈琲の社長からジャマイカでのコーヒー農園開拓に協力して欲しいと
申し出があり、正式に上島珈琲の社員(しかもいきなりジャマイカ現地法人の
取締役農園生産部長!)になります。

本の内容を書いてるとキリがないので、以下省略^^;
とにかく、品種でコーヒー豆について考えたことがなかったので、
目から鱗な話がたくさんありました。
あと、技術的な国際支援の意義の大きさも感じました。

「ブルボン・ポワントゥ」はレユニオン島で絶滅に瀕していたのですが、
現地の人と一緒になって復興プロジェクトを立ち上げ、7年の歳月を経て
ようやく販売にまで至ったのですが、それまでの過程やお披露目となったときの
レユニオン島の人々の喜びを読むと、このコーヒーを買うことで自分もこの
プロジェクトの一端になりたいと、そんな風に感じてしまいます。
(・・・でもやっぱり高いからまだ思案中^^;;;)


あと、良い上司に巡り会えるかどうかということ!
これってサラリーマンには大きな要素だな~と思います^^;
川島氏がレユニオン島をはじめて訪れた1999年といえば
バブル崩壊後自殺者数が3万人を越えるようになった時代です。
そんな不景気の最中に採算度外視で川島氏を自由に泳がせていた
上島珈琲社長(現在会長)はすごい人だと思います!

でも本当に面白い仕事してる人(またそれが出来る人)というのは
ごく僅かなんだろうな~と、ごく平凡なサラリーマンねこやは感じた次第ですw


   <余談>

著者の川島氏のブログで「ホセからの手紙」に登録しましたw
(ホセとは川島氏のエルサルバドル時代からの呼称)
いつかホセから手紙がくるのでしょうか^^
それにしてもホセ川島氏の移動距離はものすごいです!
きっとマイレージもたくさんたまっていることでしょう。
たかだか30分足らずで行ける四条河原町さえめんどくさいねこやからは
想像も出来ないフットワークですw
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by nekoya_cafe | 2009-05-06 18:10 | コーヒーと読書

自家焙煎と読んだ本あれこれ


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