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朱鳥の陵

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まじめに本のことを書こうとすると、それなりに時間も気力も使うので、なかなか着手できない・・・
ねこやブックカフェは開始早々に存続の危機に瀕している^^;

先日図書館で何となく借りて読んだ板東眞砂子作「朱鳥の陵」。
物語の舞台は飛鳥時代。夢を読み解く力を持つ白妙が雅な人の夢解きを命じられるが、不可抗力的に持統天皇の心の中をのぞき見ることになり、やがて大きな秘密を知ってしまうという話。

この作品は読み進めるのに難儀した点がいくつかある。
ひとつは、多くの単語に大和言葉(?)の読みがながふられていること。
普段読書するとき頭の中で音読しているわけではないが、この作品ではルビが目につく度にいちいち音を拾ってしまってなかなか読み進めない。
ふたつめは、そもそも歴史そのものに疎いといこと!
歴史に詳しい人ならば、何の史実が描写されていて、どんな歴史上の人物を巧みに物語に盛り込んでいるのかがよくわかってさぞかし面白いだろうに。。。。
そしてもうひとつは、飛鳥時代の文化がわからない!
登場人物の衣服はもちろん、装飾品も調度品も生活用品も正確に理解しようと思うと、辞書を片手に読まないと想像が出来ない。。。
でも、辞書りながら読書するのも面倒なので、学生時代に読んだ「日出ずる処の天子」を思い出しつつ、おおよそのイメージをとらえながら読み進んだ。

でもそんな難儀も徐々に慣れてきて(歴史文化に対する無知はもう諦めて・・)、中盤以降は物語に集中できた。

読後感は決して良い物ではない。
秘密を知ってしまった白妙の末路は哀れというよりもひたすらおぞましく、最高権力者の恐ろしさに背筋が凍るようだった。
また、恐らく作者の特徴と言える女性ならではのどろどろというか、べたべたした感性は正直言って読んでいて息苦しい。
ただ、歴史をこのようなフィクションでたしなむのは私自身は非常に楽しくもあり、学習という意味でも効率が良い。(「ベルばら」しかり、「オルフェウスの窓」しかり・・)
完読後にウィキで持統天皇を調べたところ、当然ながら作中に出てきた人物がいっぱい出てきて、作中の流れと史実も当然マッチしていて、内容がするすると頭に入ってくる!

こんな風に歴史を学び続けられたらいいなと思うけれども、そんな作品と巡り会えて、しかも満足感の得られる読書となるかどうかは分からない。

他にも読みたいモノはたくさんあるので、出来ればアタリを引きたいところである・・・(--)


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by nekoya_cafe | 2015-02-04 13:00 | コーヒーと読書

自家焙煎と読んだ本あれこれ


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